じたばたあがく日記

アラフィフ男がじたばたあがく日記です。

初めての美容外科手術 目のまわり編

手術前日~当日の注意事項

今回の手術は全身麻酔をする事になりました。
クリニックでの説明によると、全身麻酔をすると、意識だけでなく、体のいろいろな箇所も活動を停止するのだそうです。
自力での呼吸が止まるので、口に人工呼吸器をつけます。
胃が動かなくなるので、食べ物は手術前日の夜12時以降はダメ、水は当日午前中の9時以降ダメ、との事でした。
手術はお昼からだったので、これはそれほど辛くはなかったです。

いよいよ病院へ

当日、クリニックに行って受付を済ませ、手術室に移動します。
今回は脚の内ももから脂肪を少し取り出すので、手術室で手術服に着替えました。
…これから手術だというのに、わりと落ち着いていました。
手術でどんな事をするのかは、説明もちゃんと受けたし、わかっています。
その内容を考えると、めちゃくちゃ怖いはずなのですが、怖くならないように無意識に人ごとのように考えていました。
これは本当に自分でも意外でした。
人間、土壇場になった時にどう反応するかはわからないものです。

手術台の上に寝かされる

いよいよ手術の時間になり、手術台の上に寝かされました。
まず、手術で切る部分を、かなり広い範囲で消毒していきます。
たっぷりの綿にアルコールをふくませ、ビショビショになるくらい顔や身体や拭いていきます。
スースーしてちょっと寒い。
消毒が終わるといよいよ手術が始まります。
ここで少し驚いたのは、手足が動かないように手術台に取り付けてあるゴム紐で縛られてしまう事。
縛られるのちょっと怖かったですが、これは、麻酔で意識がない間も、まるで寝ている時のように身体が動く事があるからだそうです。
確かに手術中に、例えば高いところから落ちる夢を見て身体がビクッとなったら危ないですけどね…。

手術はじまる

そしていよいよ、人工呼吸器を口につけ、腕に麻酔用の点滴をうたれます。
天井を見上げると、テレビドラマや映画でよく見かける円形の手術用ライトがあります。
目をつぶって深呼吸します。
まるで瞑想をしているような、落ち着いた気分になっていました。
うーん、なんだかボーっとしています・・・。

「ataraさん」
ぼくの名前を呼ぶ声がします。
僕は麻酔用の点滴を受けた後、静かな海の底で横になったまま瞑想しているような気分になっていました。
僕を呼ぶ声が聞こえてそこから静かに海面に浮上する感じがありました。
目を開けると手術用のライトが見えました。
「手術終わりましたよ」

いつのまにか手術おわる

「…え…ああ…はい」
あれ?もう終わったの?
何だかよく寝たような気もするけど、ずっと意識はあって瞑想してたような気がする。
だけど、手術が終わって、それを覚えてないという事は、やっぱり意識がなかったのか・・・。
一瞬のように感じましたが、実際には2〜3時間たっていました。
手術といっても全身麻酔。
何も覚えてないし、痛くもないし、何の実感もなく手術は終わりました。


手術室後がつらい!

手術台から起こされて、まだフラフラするので、看護師さんの補助をうけながら歩いて別室のソファーにすわらされました。
ここで麻酔が完全に切れるまでしばらく待ちます。
正直、寝かしておいてほしいのですが、そうはいかないようです。
なにしろ、今日はこの後、自力で家に帰ります。
入院とか、クリニックで1泊とかありません。
実はこの、麻酔が切れるのを待つ、という時間が、ものすごくつらいです。
めちゃくちゃ気分が悪いのです。
酷い乗り物酔いをしたようで、苦しくて吐きそう。
だいたい1時間くらいそういう状態が続き、徐々におさまっていきます。
今回の手術で身体が1番つらかったのはこの時でした。
麻酔が切れても、切った傷口などは少しジンジンしましたが、特に痛くはなかったです。

手術後、それほど腫れはないが・・・

スマホで自分の顔を見てみました。
両方の眉毛の下のラインにそって縫った跡があります。
フランケンシュタインみたいな、マンガみたいな傷跡でした。
縫った糸は黒いのでけっこうはっきりわかります。
でも、この傷跡はいずれほとんどわからないくらいに消えてしまうと聞いていたので、あまり心配はしていませんでした。
顔に縫った傷はあるものの、それ以外はあまり変化がありません。
正直、こんなもんなのか、と拍子抜けしました。
これならメガネをかければ街中を歩くくらいなら大丈夫なのではないか?
実際、僕はクリニックの帰り道、メガネをかけて電車で帰りました。
しかし、手術の翌日、朝起きてびっくり。
僕の顔は昨日の手術直後とはうってかわって、めちゃくちゃに腫れていたのです。