じたばたあがく日記

アラフィフ男がじたばたあがく日記です。

手術の翌朝、顔がめちゃくちゃ腫れる

まるでボクサーのように

なんだかあっさり手術が終わったな、と思っていた翌日の朝。
起きてすぐに、目のまわりが腫れている感じがしました。
なんだか視界が狭い。これは相当、目が腫れている気がする…。

洗面所に行って鏡で自分の顔を見てみると、そこには15ラウンドの激戦を終えたボクサー、映画「ロッキー」のラストシーンみたいになった僕の顔が映っていました。
上まぶたも下まぶたも赤く限界まで腫れ上がっており、こんな顔で外を歩いたら、すれ違う人が全員ギョッとするでしょう。
とても外を歩けるような状態ではありません。
まして、知り合いにこの顔の状態で会う事は絶対に出来ないと思いました。
「えらい事になった…」

バレずに顔の手術をするのは無理

映画やドラマでは、手術後にこんなに腫れ上がるシーンなんてやってません。
現実の世界でリアルに皮膚を切って縫うという事は、こういう事なのかと痛感しました。

僕はフリーランスで仕事をしているので、しばらく人に会わないでいる事は出来ます。
しかし、会社勤めの方が、誰にも気がつかれないように目のまわりを切って縫うというのは、100%無理だと思います。
そりゃあ、「切らずに出来るプチ整形」というフレーズが流行るわけです。
切らずに済むなら、本当にそれにこした事はありません。

「ダウンタイム」とは何か?

手術してから腫れが引いて落ち着くまでの期間をダウンタイムというのだそうです。
それは、どれくらい時間がかかるのか?
僕の術後の経過は以下のような感じでした。


手術翌日

手術の翌日、マックスに腫れ上がります。
そして、1週間後にクリニックに行って抜糸します。
抜糸までのこの1週間の間、ほとんど腫れに変化はありません。
めちゃめちゃに腫れたままです。

目の裏から目の下のタルミを取り除いているので、目に見えないほどの小さな傷口ではありますが、そこから少々血がにじむ事もありました。
まるで血の涙を流したみたい!
痛々しい感じがしますが、わりと平気で、むしろ笑ってしまったので、あまり血を怖いと思わない性格なのかもしれません。

ちなみに抜糸までの間、クリニックからもらった化膿止めの飲み薬、目薬、傷口に塗る軟膏を毎日使用していました。
痛み止めの薬ももらった気がしますが、特に痛くなる事はなかったので、飲んでいません。


1週間後

抜糸後は、異物が無くなったからか時間が経ったからか、ようやく少し腫れがおさまってきつつあった気がします。

そのかわり、初めはなかった内出血と思われるアザがこの頃から浮かんできました。
2cmくらいの青黒いアザが両方の目の下にでき、その青黒いアザのまわりを黄色いアザが広い範囲を取り囲んでいます。
これも結構目立ちますが、顔も腫れているので、もうどうにでもなれという感じです。


1か月後

そして、手術から1ヶ月後、ようやくアザが叙々に消えていきました。
腫れもかなりおさまり、僕の事を知らない人がこの時の僕の顔を見たら、特に違和感は感じないかもしれません。
ですが、僕の顔を知っている人が、この時の僕の顔を見たら、きっと「その顔どうしちゃったの!?」って言うでしょう。
それくらいの感じです。

3~4か月後

最終的に、まったく違和感がなくなるには3〜4ヶ月はかかりましたね。
それまでの間は、ゆっくりゆっくり、ダウンタイムが進みます。
本当にゆっくりです。
夜、鏡を見て「だいぶ腫れがひいたなあ」と思っても、朝起きると顔がめちゃくちゃむくんで逆戻りしてガッカリ。
そんな腫れたりひいたりを毎日繰り返しながら、少しずつ腫れはおさまっていきました。


ダウンタイムを終えて思う事

この期間を過ごすのは本当に忍耐が必要で、やっと終わったと思える頃には、獄中生活を終えたような気分で、本当によく耐えたなと自分を褒めてやりたいくらいの気持ちになるのです。
だから、「整形は努力もしないでずるい」と言われて反論している人達の気持ちもよくわかるようになりました。
一瞬でどうにかなる魔法ではないんですね・・・。